〈シリーズ〉オーガニックスーパーの魅力発掘 vol.5　マジックマーマ（西区）

オーガニックスーパー第5弾は、名古屋市西区のエコライフショップ「マジックマーマ」です。店を構えて22年。「スーパーというよりアンテナショップ」と話すように、他では見かけない商品が並んでいます。個性的なセレクトのファンも多いのだとか。

｜環境と健康は、表裏一体

マジックマーマは、古紙リサイクル事業を行う親会社「エス・エヌ・テー」（名古屋市西区）の倉庫跡地に開店しました。

「紙のリサイクル事業は、紙を再生させるために多くの水を使い、空気や川、海を汚し、環境に大きな負担をかけていることに気が付きました。環境と健康は表裏一体だからこそ、マジックマーマを開業しました」と話すのは、店舗代表の篠田泰子さん。「店名は、エプロンのポケットからあめ玉、ティッシュ、バンドエイドなど何でも出てくる……お母さんは魔法使いみたい！というイメージで名付けました」と笑顔。お母さんと子ども、家族のための店として、多くの人に長年愛されています。

定番商品の「ボディクレイ」は、ねんどが原材料

「生活を豊かにする商品を扱っていますが、ラインアップは来るたびに変わっているかも」と話すのは商品セレクトを行う田中美穂さん。

「お菓子、お茶、化粧品や雑貨が中心。定番は残しつつ、新しい物をどんどん入荷しています。お客様と話しながら教えてもらう物も多いですよ。“うちだからこそ”といえる目玉商品があると良いなと思って選んでいます」

｜世界各国のオーガニックチョコレート

2月の一押し商品は、チョコレート。ちょっと珍しい2品を紹介。

■zotter

オーストリアのゾッター社。原材料は、有機栽培およびフェアトレード。中華料理でおなじみの「八角」を用いたソイチョコレートやライスパウダーを使ったヴィーガン対応のホワイトチョコレートといった個性派も。味のイメージに合わせ異なるデザイナーが描いたパッケージがおしゃれ。友チョコやホワイトデー、ちょっとしたお礼の品にぴったりです。（全5種類、507円、35g）

■Stella Bernrain

1991年に世界で初めてフェアトレードチョコレートを製造したスイスのStella Bernrain社は、会社全体で環境問題に取り組んでいます。CO₂排出量22％カット、工場内の水を循環させて水の使用量を98％カットするなど、環境に対する姿勢にも共感して仕入れたそうです。

ダークザクロ、ダークオレンジ、ミルクアーモンドなど5種類が入荷。全てオーガニック、フェアトレード認証で、乳化剤を使用せず、長時間の練りこみによって作られたやさしい口どけが特徴的。（410円、50g）

個包装のホットチョコレートも人気

来週のバレンタインに向けて、マジックマーマでこだわりのチョコレートを選んでみては。

｜正直・親切・愉快なアンテナショップ

「マム＆キッズ　マスクスプレー」とふわふわマスク

季節に合わせた商品も充実。「マム＆キッズ　マスクスプレー」（1,458円、25ml）は、マスクにスプレーするだけで除菌・抗菌しながらスイートオレンジの香りで快適に過ごせるアイテムです。マスクの匂いが苦手な人、朝つけたマスクを帰宅時に使うのが抵抗のある人に最適。最低限のエタノールで作られているので、親子で安心して使えます。キッチンや寝室、トイレなどルームスプレーとしての活用も。

毎月第3土曜開催のワークショップも、季節に合わせて内容が変わります。2月16日（土）は、好きな柄布を選び、手縫いで仕上げる「ダブルガーゼのふわふわマスク作り」です。