次の100年を育てる学校 なごのキャンパス

名古屋駅から徒歩8分。廃校となった那古野小学校をリノベーションし、シェアオフィスやコワーキングスペースが入るインキュベーション施設「なごのキャンパス」がオープンしました。

敷地内にはカフェや会議室、体育館もあり、地域住民やオフィスワーカーも気軽に立ち寄れる施設になっています。

 

名古屋駅・徒歩8分という好立地

1909年創立の旧那古野小学校。100年以上の歴史があり、学び舎としてだけでなく、防災や地域活動の拠点として活用されてきました。名古屋市西区内にあった3つの小学校が統合される形で、2015年3月31日をもって廃校。その後東和不動産の運営で再開発され、2019年10月28日になごのキャンパスが誕生しました。

大きな特徴は、アクセスの良さ。名古屋駅・桜通口から徒歩8分という立地にあるので、名古屋の人だけでなく、出張中の打合せや待ち合わせにも活用しやすい施設です。

「インキュベーション施設」は、起業や創業をするために活動する入居者を支援する施設を意味します。なごのキャンパスでも、市の補助でオフィスを低価格で借りられるほか、名古屋商工会議所と連携した起業相談などのサポートを行っています。

 

遊び心溢れるコワーキングスペース

1階のエントランスを入ってすぐ広がるのは、コワーキングスペース「HOME ROOM」。気分で自由に席を選べるフリーアドレスゾーンで、作業や打合せ、会員同士の交流の場として活用できます。オープンキッチンが設置され、フリードリンク制で、Wi-Fiが完備されています。

 

学校で使われていた跳び箱を生かしたテーブルやドラムのタムを使った照明など、学校を思い出させるユニークなインテリアが置かれているのも特徴的です。

 

図工室や多目的室がシェアオフィスに

2階と3階は、企業が入居するオフィスが並んでいます。企業向けオフィスは、オープン時ですでに満室。デザイン会社や外国人人材支援、AIを活用したサービス開発などベンチャーを中心とした企業18社が入居しています。

 

旧図工室・多目的室は、シェアオフィスに。1人から複数人で利用できる固定席エリアで、24時間利用可能です。

 


「版画作業版」と書かれたロッカーに図工室の名残が


小学校の雰囲気が色濃く残る階段

2階にある給食配膳室は「Booth room」に変身。個室が2つ用意され、コワーキングスペースの利用者がSkypeを使って打合せをする際や電話対応時などに活用できます。

また、体育館やグラウンドは一般の人も利用可能。町の人に愛される組織として、スポーツやイベントなど時間単位で利用可能です。(有料)

 

まちの給食室「yoake」

校舎に併設された給食室をリノベーションしたのは、カフェ「yoake(よあけ)」。名古屋市内でおはぎ専門店「OHAGI3」を運営するホリデイズが手掛けた、新業態の店舗です。


スパイスがしっかり効いた「yoakeスパイスカレー」

朝7:30からトーストのモーニングを提供。ランチは日替わりの丼ぶりや円頓寺商店街のメニューを集めた「なごのり弁当」、yoakeスパイスカレーが食べられます。夜は、世界各国のおつまみが食べられるレストランに。時間帯によって変化する店の雰囲気も楽しんでみてください。

 

入居者だけでなく、地域住民や名古屋で活動するさまざまな人・企業が活用し、交流できる新たな拠点となりそうです。興味のある人は、まずはイベントに参加したり、カフェでお茶したり、1日だけ利用するドロップインで訪れてみてはいかがでしょうか。


 

なごのキャンパス

場所/名古屋市西区那古野2丁目14-1

●コワーキングスペースの利用料金(個人契約・月間)

平日会員12,000円(平日10:00~21:00)、休日会員5,000円(土日祝10:00~18:00)、フルタイム会員15,000円、法人契約の場合 +3,000円/月、ドロップイン 1,500円/日

 

▼詳しくはこちら
https://nagono-campus.jp/