毎朝、学校や会社に行き、家に帰れば寝るだけ。子育てに追われ、同じ毎日の繰り返し……「自分の人生このままでいいのかな?」といった悩みを抱える人も多いのでは。
昨年末に出版された『人生100年ずっと幸せの最強ルール パッションの見つけ方』の著者・ボーク重子さんは、人生を輝かせるために必要なのは「パッション」だと語ります。パッションとは何か。日々をより楽しむためのヒントを伺いました。
|人生を前進させる「パッション」を見つけて
2017年「全米最優秀女子高生」に選ばれたスカイ・ボークさんの母であり、自身の著書『世界最高の子育て』がベストセラーになったボーク重子さん。現在はライフコーチとして、全米・日本各地で子育て、キャリア構築、ワークライフバランスについての講演会やワークショップを展開しています。
ボークさんがどのシーンでも伝えているのは「パッション」の大切さ。パッションとは、幸せな人生のエンジンとなる「好き」という思いそのものです。
ボークさんがパッションの必要性に気付いたのは、娘・スカイさんの子育て中でした。米・トップクラスの名門校で最も大切にされていたのが、好奇心・自制心・共感力・自己肯定感といった「非認知能力」を育むこと。その中でも「パッションを持つこと」を重要視していたそうです。
「パッションは非認知能力を育む全ての入口になります。夢中になれることや笑顔がこぼれる瞬間に、パッションの種が隠れています。それは大人も子どもも同じです」
|「自分」を見失ってしまっていても大丈夫
パッションの大切さを理解しても、「あなたにとってのパッションは何ですか?」と問われると言葉に詰まってしまうかもしれません。
「子育てと仕事の両立で手一杯」「仕事のタスクをこなす日々」とがむしゃらに生きてきて、自分の好きなことを見失っている人も多いはず。
「パッションは、“国を救う”とか“命をかける”とか大それたことだけじゃありません。自分を笑顔にすること、自分の人生を前に進めるものが“パッション”なんですよ。小さくて良いんです。趣味でもボランティアでも、自分の“好き”を見つけてほしいです」
ボークさんは「パッションを見つける過程は、自らの奥深くに埋没した“自分”を見つけること。誰かのために行動することばかり考えていると自分のことが見えなくなります。パッションを見つける過程こそが楽しい」のだと話します。
「みんなどのような人生を送るべきかと悩んでいます。子育てに夢中で、子どもが巣立った後に空っぽになってしまったり、定年後“人生こんなはずじゃなかった”と感じてしまったりする人も。でも、何歳からでも大丈夫なので自問自答してみてください。パッションが見つかることで、人生がぐんと勢いづきますよ」
|自分の「好き=パッション」を掘り下げる
「元々は自己肯定感が低く、“夢も希望も無い暗黒の20代”を過ごしていたんです」と笑うボークさん。しかし子育てを通じて、自身のパッションを見つけ、35歳でようやく考え方が変わったそう。おかげで人生がガラリと変わり、子育てしながらアジアの現代アートギャラリーを開業させ、ライフコーチとしての夢も叶えることができました。
「自分のパッションを見つけたら、ぜひ行動してほしいです。ハードルを下げて、小さいことから始めて続ける。間違っても良いし、失敗しても良い。行動すると必ず何かが生まれます。子どもを育てるように自分自身を育ててあげてくださいね」
これからは、人生100年時代。自分のパッションを探すとともに、「自分がどんな風に生きていきたいのか」「自分がどのように社会と関わりたいのか」といま一度考えてみませんか?
▼ボーク重子さんについて
今月のプレゼントは、ボーク重子さんの新刊『人生100年ずっと幸せ」の最強ルール 「パッション」の見つけ方』(小学館、1,540円)です。
応募は2月29日(土)まで。こちらもチェックしてくださいね!
>>>https://nats.nagoya/?p=3235