今話題の「仮想通貨」を知ろうvol.4 ビットコインでお買い物

仮想通貨の連載も第4回目、今回はビットコインでショッピング編です♪ 本当に仮想通貨で支払いができます。千種区自由ヶ丘のスイーツ店でフルーツいっぱいのケーキを買ってみました。


今年3月からビットコイン決済導入

千種区自由ヶ丘駅そばにある「パティスリーアングレーズ」。2009年にこの場所にオープン、ビットコイン決済はこの春から導入しました。

どうやって買うかの前に、スイーツ店のご紹介。

スイーツへのこだわりは「フルーツ」。この日はハロウィン前ということで、フルーツを使ったハロウィン仕様のケーキがショーケースにずらりと並びます。常時20種以上が並ぶ中の一押しを尋ねると、「蒲郡産のレモンを中心に国産レモンを使った【レモンパイ】がこだわりで人気がありますよ」と小田原益広オーナーパティシエ。

レモンパイ 430円(税別)ふんわりとした甘いメレンゲ、酸味の効いクリームのバランスがたまりません。

また、今年8月からカフェを併設。「グラニータ」という、完熟フルーツの果汁を凍らせてつくるイタリア発祥のスイーツなど、カフェオリジナルメニューも用意されています。

 

「使ってみたい」遠方からのお客さまも

「ビットコイン決済を使う方はどんな方が多いですか?」と聞いてみたところ…、

「愛知県内では一宮や岡崎、最近は東京から足を運んでくださったお客さまもいらっしゃいました。‟家族には仮想通貨って怪しいと思われていると話した女性“で初めて使ってみたという人や、‟福利厚生費がビットコインで支給された会社員”など、さまざまです。まだ実店舗で使える店は少ないのですからね」と小田原さん。

そんな会話をしながらレモンパイやイチジクのタルトを含む6つをチョイス。合計金額は2,678円(税込み)です。今回は国内大手取引所「ビットフライヤー」のアプリを使って支払いをします。

 

アプリ起動から決済完了まで約1分

ビットフライヤーアプリを起動、ウォレットには「0.01116125BTC」が入っています。ホーム画面から「Pay―友達にビットコイン送金・請求、お店でビットコイン支払い」を選びます。

続いて、「送金」をタッチ、「QRコードをスキャンして送金」を選択します。店の端末には購入金額情報を含むバーコードが表示されるので、読み取ると上のような画面が表示されます。

請求されたビットコインの数字と、店の端末で表示されたビットコインの数字、日本円の金額に間違がないかを確認して「支払う」をタッチ。

これで支払いは完了。同店ではレシートも別で出していただけます。

支払い後のウォレットの数字は

0.00691839BTC。支払った分が減っています。

電子マネーで「ピッ」と決済するのと同じ感覚でケーキを6個買うことができました。ちなみに、同店では「コインチェック」アプリを使う方が多いそうです。アプリ起動から完了画面までの時間はおおよそ1分ですが、店側、お客さんの両方が使い方に不慣れな場合は、もう少し時間がかかる場合が想定されます。

今週末はハロウィンパーティーを予定しているという人、ビットコインで支払いをしてみたかったという人、一度来店してみては。

来月は仮想通貨シリーズ最終回。「仮想通貨元年」を総括しつつ、新しく登場した仮想通貨や日本国内の動きをまとめます。


●取材協力/パティスリーアングレーズ

千種区自由ヶ丘2-10-17 啓周ビル1階
10:00~19:00 水曜定休(祝日の場合は翌日)
店前に駐車2台分あり
052-763-5833
https://www.p-anglaise.com/