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今週のトピック!

❶「長良川てしごと町家CASA」オープン


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「長良川てしごと町家CASA」
岐阜市・川原町にオープン

長良川河畔から南に伸びる古い町並み、通称「川原町」。最近は、レストランや雑貨店などが増え、観光で訪れる人も多い注目エリア。その川原町に、古民家を改装し、長良川流域の手しごとを「見て、触って、体験して、買える」共同工房「長良川てしごと町家CASA」が5月12日にオープンしました。

運営は、岐阜市を中心に長良川流域の観光とまちづくりに取り組む「NPO法人ORGAN」。施設内には、活版印刷の工房や岐阜ちょうちんのショールーム、撮影スタジオなどがあり、それぞれにワークショップを展開しています。

岐阜の職人が作る和傘専門店「和傘CASA」も同時にオープン。和傘の特徴は、絵柄や色合い、骨組みの美しさ。いままで和傘を使ったことがない人も、傘をさした時の佇まいに心を奪われてしまうかも。価格帯は、18,000円~。庭では、和傘干しの風景を楽しむことができます。購入した和傘に、最後の仕上げの糸かがりを行う体験を企画中で、7月には、和傘職人の共同工房や共有ワークショップスペースなども完成予定です。

和傘、ちょうちん、うちわなどの伝統工芸が息づく長良川流域。良質な美濃和紙や竹が船で運ばれて来る立地だったことから、これらの工芸品が発展したといわれています。

江戸末期には、年間1500万本も作られていたという「岐阜和傘」は、現在も全国の和傘のシェア8割を誇っています。しかし、職人さんは年々減少。「和傘作りの担い手発掘や育成を進め、岐阜和傘を始めとする和紙製品のブランドを、岐阜から世界に発信していきたい」という思いから、この空間が生まれました。一度訪れて、岐阜・長良川流域に根付く伝統工芸に触れてみませんか。

 


■長良川てしごと町家CASA

場所/岐阜市湊町29
営業時間/11:00~18:00
定休日/6月末までは、金・土・日のみ営業、7月からは火曜・水曜定休

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Facebookページ「長良川てしごと町家CASA」