静岡・浜松を五感で味わうプチトリップ 前編

静岡県浜松市は、多くの企業を有する政令指定都市。岐阜県高山市に次いで、大きさは日本第二位で名古屋市の約5倍の面積があります。

歴史や文化、豊かな自然とさまざまな魅力に溢れる浜松のおでかけスポットを前後編で紹介します。

 

音楽の街・浜松 「ヤマハイノベーションロード」

まず訪れたのは、2018年7月に誕生した「ヤマハイノベーションロード」。ヤマハ本社の一階に位置する同施設は、1887年の創業以来、挑戦を重ねてきたヤマハの歴史と挑戦を「見て・聴いて・触れて」感じられる完全予約制の体感型施設です。

 


クリムトの絵画を用いた世界限定25台のグランドピアノ


展示されているギター48台は、すべて試奏可能

総合楽器メーカーならではの多彩な楽器が一堂に展示されています。世界のコンクールで愛用されるグランドピアノや歴史的名器のギター、日本でここにしかない貴重品など眺めるだけでも十分楽しめる楽器を実際に演奏できるのが最大の魅力。鍵盤の重さや奏でる音を味わってみては。

 


音響展示エリアのバーチャルステージは、本物さながら

ヤマハが世界に誇る立体音響技術ViReal™(バイリアル)による108.6チャンネルシアターでは、220度のワイドスクリーン映像とともに音の臨場感を味わえます。音響展示エリアでは、バーチャル映像と連動した楽器の自動演奏で、コンサート会場さながらのライブ映像を楽しめるなど、思う存分「音楽」の世界を堪能できる施設です。

 

▼ヤマハイノベーションロード

場所/静岡県浜松市中区中沢町10-1 ヤマハ株式会社本社事業所21号館館内
営業時間/9:30~17:00
定休日/日・月・祝日(年末年始・夏季・GWは会社が定めた休日)、メンテナンス実施日
TEL/053-460-2010

★予約制、見学無料

 

 

 

浜名湖の真ん中で愛を叫ぶ

国内でも珍しい「汽水湖」である浜名湖。海水と淡水が入り混じったのは、室町時代に起こった大地震と津波、度重なる台風災害により浜名湖の一部が決壊したためです。現在の水深平均は4~5m。面積は日本で10番目の大きさで、ウナギやノリ、スッポンの養殖が盛んです。

 

この浜名湖で干潮時に船で中央部に向かって、湖に降り立つ企画「浜名湖の真ん中で愛を叫ぶ」が開催されています。湖に360度囲まれて、まるで湖面に立っているような不思議な感覚に。インスタ映えはもちろんのこと、干潟ならではの生き物探しができるので、子どもたちも楽しめそう。渡船は、日時限定で10月まで実施されています。

 

浜名湖の真ん中で愛を叫ぶ

料金(一人、サンダル・タオル付)/平日・土曜5,000円、日曜・祝日6,000円
所要時間/クルージング、生き物観察を含め約150分

出発日・予約詳細はこちら
https://hamamatsu-daisuki.net/hamanako-choitabi/

 

 

焼きたてのうなぎパイを味わう

浜松の代表銘菓といえば、春華堂の「うなぎパイ」。うなぎパイの工場見学ができる「うなぎパイファクトリー」では、JR東海が実施する静岡デスティネーションキャンペーン(以下、静岡DC)特別企画で「窯出しうなぎパイツアー」(参加費500円)が実施されています。

うなぎパイは、その日の気温や湿度、生地の微妙な違いをうなぎパイ職人が見極めながら生地を仕上げ、焼き上げ時間や温度を調整しています。出来上がるまでの工程を見学しながら、職人の手作りのこだわりや技を学びましょう。

 


焼きたてのうなぎパイに目の前でタレが塗られます

工場見学後、うなぎパイを使った創作スイーツが味わえるUNAGI PIE CAFEで、焼き立ての「うなぎパイミニ」がアツアツで登場。目の前でタレを塗って提供されます。

普段のうなぎパイミニとは一味違い、カリカリでふわっとした食感。噛みしめるとバターの香りが口の中に広がります。静岡DCの特典として、シフォンケーキとドリンクが付いてくるのもうれしいですね。

 

工場直売所では、おみやげも忘れずに。パッケージ柄デザインの「うなぎパイキャリーケース」(10,800円)といったオリジナルグッズも注目!

 

うなぎパイファクトリー

場所/静岡県浜松市西区大久保町748-51
★入場無料

営業時間/9:30~17:30
TEL/053-482-1765(9:00~17:00)

★静岡DC限定の「窯出しうなぎパイツアー」は要予約で、6月30日(日)までの期間限定。くわしくは、うなぎパイファクトリーのウェブサイト(http://www.unagipai-factory.jp/)へ。

 


 


※取材のため特別に撮影しています

五感で味わう体験が満載の浜松プチトリップ。6月6日(木)公開の後編では、直虎ゆかりの地・奥浜名湖で、歴史的建造物と鉄道体験をレポート!

▼静岡デスティネーションキャンペーン特設サイト
http://hellonavi.jp/dc/index.html

▼往復JRに宿泊、クーポン付きガイドマップなど特典付きのお得なフリー切符
https://japan-highlightstravel.com/jp/traveling_shizuoka/plan/#set_tab1_1