今週のトピック!
❶5感とダンボール-リメイク照明展- 2月21日(日)より
TOPIC❶
5感とダンボール-リメイク照明展-
2月21日(日)~28日(日)
名古屋市中区で古紙に特化した循環資源型企業を105年営んでいるエス・エヌ・テー(SNT)取締役の篠田朋香さんが芸大生と共に開催する展覧会「5感とダンボール-リメイク照明展-」が2月21日(日)からSNT直営店、マジックマーマ(名古屋市西区)でスタートします。
ダンボールで作られた照明の光と周りの時間が掛け合わさってできた幻想的な空間。芸大生がデザインした作品の数々を5感で体感しませんか。触れて遊んで作れる展示ブース「遊んで学ぼうダンボールハウス」も同時開催!
コロナ感染症対策も行っていますので、ぜひ足を運んでみては。
■資源循環型企業SNT×芸大生
会場では、6人の芸大生がアップサイクル品を展示。アップサイクルとは、サスティナブル(持続可能)なものづくりの新たな方法論の一つで、 従来から実施されてきたリサイクルとは異なり、単なる素材の原料化、その再利用ではなく、元の製品よりも次元・価値の高いモノを生み出すことです。
幻想的な照明とともに、個性豊かな芸大生の作品をじっくり鑑賞。一人空間が楽しめる子ども向けのダンボールハウスや、ものづくりのワークショップも楽しめそうです。
今回、SNTのインターン事業として企画に携わった、Earth.代表の清水夏樹さんは「親子や学生、地元の企業にお勤めの方など誰でも大歓迎。アップサイクルの面白さ、人と人とのつながりの大切さを実感してもらえたら」と来場を呼び掛けています。
■五感で楽しもう! アップサイクル
佐野さん(左)と金さん
長尾さん
個性豊かな作品が並ぶ中、一際目を引くのが野菜模様の薄茶色の紙。赤パプリカやにんじん、レンコンなどを原料に紙の作品を作った、愛知県立芸術大学デザイン科2年の佐野維月さんは「子どもの頃野菜スタンプで遊び楽しかった記憶から、野菜を使って温かみのある手すきの紙を制作。コースターやランチョンマットとして使えるようにと考えました。野菜の香りや色、でこぼことした手触りを楽しんでほしい」と話していました。
アップサイクルビジネスについて勉強している早稲田大学国際教養学科2年の金主憙(きむじゅひ)さんは「今まで物事にきっちり取り組むことが多かったが、今回クリエイティブで自由な世界を楽しむことができました。アートとビジネスの融合は大切だと思います」と成果を感じていました。
芸大生を見守っていたアーティストのYoh Nagao(長尾洋)さんは「今見ているものは、実はその人が見たいものだけでできているということが多いんですよね。普段表に出てこないもの、商品の背景、ものにまつわるストーリーなどを思い出すきっかけになれば」と話していました。長尾さんは、横浜市生まれ愛知県出身で、”僕らは未来の先住民”をテーマにコラージュとアクリル絵具を使い、現代人から先住民族までの嗜好性と色彩感覚を追いかける現代アーティスト。香港、スイス、ロンドン、フランス、ベルリン、ニューヨーク、スペイン、東京、マイアミ、ロサンゼルス、メキシコなど世界各地で活躍しています。2017年には、5年間拠点としていたドイツ・ベルリンから日本へ戻りました。現在はニューヨーク進出を視野に入れ名古屋市郊外のアトリエで制作活動中です。
春の足音が近づいてきてお出掛けも楽しい季節です。アップサイクル作品で日常に新たな発見があるかもしれません。大切な人とぜひ会場に足を運んでみては。
▼5感とダンボール-リメイク照明展- 開催概要
・会期/2月21日(日)~28日(日)
・開廊時間/
月~金 11:00~17:00、土 10:00~16:00
初日・最終日 10:00~19:00
・会場/マジックマーマ(名古屋市西区幅下1-6-2)
※会場内は十分な換気など感染症対策を実施しています。マスクの着用をお願いしています。
●展覧会について詳しくは
Instagram@gokan_to_danbooru
●エス・エヌ・テーについて詳しくは
http://www.s-n-t.co.jp/
●マジックマーマについて詳しくは
http://magicmama.net/
●Yoh Nagaoさんについて詳しくは
http://yohnagao.com/
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