今週のトピック!
❶「ストリーミング・ヘリテージ|台地と海のあいだ」3月28日(日)まで
TOPIC❶
「ストリーミング・ヘリテージ|台地と海のあいだ」
3月28日(日)まで
名古屋のリバーウォーターフロントとして進化を続ける堀川。江戸時代には名古屋城から名古屋港まで水運として活用された名古屋のシンボルです。かつては泥の河と言われた堀川も、現在では市民の努力のかいもあって、都心のオアシスとして親しまれています。
そんな堀川の流れ「stream」から、名古屋の歴史・文化遺産「heritage」を発信していこうと、新進気鋭のアーチストたちが挑む現代アートのイベントが現在、開催中です。
その名も「ストリーミング・ヘリテージ|台地と海のあいだ」です。
堀川の流れに沿ってアートが楽しめる
■堀川が町と人をつなぐメディアになる
主催者の考える「メディアとは『媒介』であり、私たちの生活の中で、『何かと何かを繋ぐもの』と言った思考から、生活を繋いできた堀川というメディアに光をあて、名古屋の歴史と魅力を再生ストリーミングしていこうという試み。堀川の流れ「stream」が巻き起こす、新たな現代アートのうねりを感じてみてください。
■現代アートの新進気鋭のアーティストが集結
参加アーティストには、地元愛知出身の映像作家・平川祐樹さん、アニメーション作家・佐藤美代さんなど、多彩な顔ぶれが登場。
平川祐樹さんは、物質の燃焼や蒸留、浄化といった錬金術的手法を使い、メディアを考古学的視点で、場所や物質に宿る時間を即物的に呈示する作品を制作。2019年のロッテルダム国際映画祭(オランダ)をはじめ、数々の映画祭にも招待上映されています。今回は、宮の渡し公園と丹羽家住宅(旧伊勢久)でインスタレーションと映像作品を展示します。
展示風景より、平川祐樹《a film by #T.H. 1929 #Unknown 1926-1927 #Unknown1928-1930》 撮影=山田亘
佐藤美代さんは、砂絵アニメーションやペイントオングラス、2Dアニメーションなどの作品を多数制作。Youtubeで110万回以上の再生回数となった「alone」を歌うアメリカ人シンガーのBONZIEの音楽に合わせて、建物の壁面に幻想的なアニメーションが映し出されます。
展示風景より、佐藤美代(音楽:BONZIE)《alone》 撮影=山田亘
■多彩なアートが堀川を彩る
その他、デジタルメディアアーティストやサウンドクリエーター、移動型ミュージアムの主宰者など、多彩な表現者による現代アートが思う存分に楽しめるイベントとなっています。
また、毎月第4金曜日の夜、堀川沿いに露店が並ぶ「なやばし夜イチ」も同時に開催され、音、映像とともに飲食も味わえます!
風景とアートと人々の融合が、新たなまちづくりの可能性を運んでくれそうです。
開催日に限り、会場を結ぶ船が堀川を運航
■その他の参加アーティスト
・井藤雄一 メディアアート+パフォーマンス
・グランドレベル<田中元子+大西正紀> コミュニケーションデザイン/まちづくり
・さわひらき 映像インスタレーション
・日栄一真+竹市学 映像+サウンド・パフォーマンス(受付終了)
・Barrack<近藤佳那子・古畑大気>+阿野太一 フード+アート
・MOBIUM メディア・ラボ
※五十音順で表記しています。
■シンポジウム
・五十嵐太郎、市原えつこ(受付終了)
■マルシェ
・なやばし夜イチ、宮の浜市
▼ストリーミング・ヘリテージ|台地と海のあいだ
会期/3月28日(日)まで(期間中の金土日に開催)
会場/名古屋城エリア、納屋橋エリア、熱田・宮の渡しエリア
開催時間/11:00~20:00
観覧料/無料(名古屋城入場料、乗船料は別途)
※屋外の映像作品は、サウンドインスタレーションに加えて、日暮れとともに映像が立ち上がってきます。また作品によって開催時間が異なります。詳細はwebサイトをご覧ください。
▼「ストリーミング・ヘリテージ|台地と海のあいだ」について詳しくは
公式HPhttps://streamingheritage.jp/
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