甘くておいしいくて、さらに‟地球環境にも優しい“アイスクリームがあることをご存知ですか? 3月中旬から名古屋の一部スーパーなどでカップアイスとして小売り販売が始まる「BEN&JERRY’S」のアイスをご紹介します。
|アメリカ発のアイスクリーム
「ベン&ジェリーズ」は1978年、アイスクリームが大好きな2人の青年ベンとジェリーがアメリカ・バーモント州のガソリンスタンド跡地に開いた小さなお店から始まりました。ゴロゴロしたチャンク(チョコレートやクッキーなどの具)が入っているのが特長のアイスはクリーミーで、ミニカップタイプとしては現在11種を展開。日本を含めた世界約37カ国(2017年3月現在)で販売されており、東京の「表参道ヒルズ」と「ららぽーと豊洲」に常設店も構えています。
|日本初、国際フェアトレード認証取得
「ビジネスで得たものを社会に還元する責任がある」という考えのもと事業を展開しているそう。その一つが「フェアトレード」。砂糖やバニラ、ココアなどの5つの原材料は世界中の生産者と適正な価格で取引し、2014年にアイスクリームとして日本で初めて「国際フェアトレード認証」を取得しました。
【国際フェアトレード認証の基準】
・経済的基準
☑フェアトレード最低価格の保証
持続可能な生産と生活を支える
☑フェアトレード・プレミアムの支払い
生産地域の社会発展のための資金
☑長期的な安定した取引
・社会的基準
☑安全な労働環境
☑地域の社会発展プロジェクト
☑児童労働・強制労働の禁止
・環境的基準
☑農薬・薬品の使用に関する規定
☑土壌・水源の管理
☑遺伝子組み換え(GMO)の禁止
フェアトレード・ラベル・ジャパンホームページ「国際フェアトレード基準」より一部抜粋
「2015年は、取引先となる世界中の小さな農家と農協に対してフェアトレード・プレミアム(奨励金)を1,895,778ドル(2億円以上)支払い。ココアの仕入先の1つコートジボワールにはフェアトレード・プレミアムを活用して医療クリニックを建設し、看護師を雇用。またガーナには子どもたちのために農村に学校が作られ、奨学金制度も設立されました」と、ベン&ジェリーズのマーケティングを担う、ユニリーバ・ジャパンの溝越えりかさん。
|地球温暖化対策も
アイスに欠かせない牛乳は、契約酪農家と協働で管理する牛から搾乳。牛のげっぷには温室効果ガスの一つ「メタン」が含まれることから、ストレスをかけないように放牧スタイルで育てています。また、酪農現場で使用する電力は代替エネルギーを使用するなど、環境に配慮した酪農に取り組んでいます。
また、温暖化対策としては日本独自で行っている「でんき」の取り組みもあります。
2016年秋、岐阜県郡上市の北部・石徹白(いとしろ)地区の小水力発電(雪解け水などで発電)など全国4カ所で充電した再生可能エネルギーによる蓄電池を、常設の表参道ヒルズ店内にスマホ充電スタンドとして期間限定で設置。「体感してもらうことで若い方にも関心を高めてもらうための試みとして行いました。今年も継続して、目に見える形で環境問題を提起していきたいと考えています」と溝越さん。
|個性派ぞろいのフレーバー
環境にも社会にもよさそうな「ベン&ジェリーズ」のアイスクリーム。少し難しいお話が続きましたが最後に、このミニカップのフレーバーをご紹介!!どれもクリーミーで口どけのよいアイスで、チャンクの食べごたえのよさもポイントです。
?コットンキャンディー
2種類の小さなキャンディーが散りばめられたわたあめ味。インスタ映えしそうな可愛さ!
?チョコレート&ナッツ
フェアトレードのカカオとナッツをたっぷり使用。存在感のあるクルミがゴロゴロ!
?チャンキーモンキー
バナナピューレをベースにしたアイスクリームにクルミとチョコのチャンクがぎっしり。
他8種のフレーバーが楽しめます。ミニカップは内容量120ml、税込み348円。名古屋市内の一部高級スーパーなどで発売されます。
アイスクリームが食べたいなーと思ったときには、環境保全にも貢献できる「ベン&ジェリーズ」のアイスを選んでみてはいかが?
- HP/http://www.benjerry.jp/
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