日本酒づくりで愛知の発酵・醸造文化を応援 酒造り編

日本酒の消費・製造量は右肩下がりで、過去20年間に日本全国で約180の蔵が消えています。

このままでは、蔵の消滅とともに、愛知県が誇る発酵・醸造文化も途絶えてしまう可能性がある…と、ナゴヤNAT’sを配信、運営する中日メディアブレーンが、愛知の発酵・醸造文化を応援するため、地産地消のオリジナル日本酒を作ることに。

そのきっかけや、こだわりポイントについて、プロジェクトリーダーの中川砂織さんに伺いました。

きっかけは知多にある丸一酒造との出会い

オリジナルの日本酒をつくるきっかけは、阿久比町にある丸一酒造さんとの出会い。元々は、米や酵母の配合から自分たちオリジナルの日本酒が作れるというところに惹かれましたが、「どうせ作るなら、地元の米農家さんや作り手、飲み手の私達がつながって、交流したい。さらに、それが愛知の醸造文化の承継に役立てたらもっといい」という思いで、今回のプロジェクトが始まりました。

「じぶん酒de知多up project」は、新たな地域連携の形として愛知、知多や日本酒の魅力発信を行い、単発的な購買だけではなく、継続的な繋がりを生むきっかけになればと取り組んでいます。

また、Facebookグループで酒造り過程の投稿や、酒蔵見学ツアーなども含め、日本酒や知多に魅力を感じていただく機会を作っていきたいと思っています。

 

Facebookグループ 神谷杜氏の投稿

酒蔵見学会の様子

 

「これまでの日本酒のイメージを覆す」こだわりの味わい

愛知の発酵・醸造文化の応援はもちろんですが、せっかく作るならおいしい日本酒にしたい。おいしいだけでなく「これまでの日本酒のイメージを覆す」味わいにしたいと、日本酒の味わいを決めるための「酒質設計試飲会」を開催しました。

プロジェクトメンバーだけでなく、酒質設計試飲会に参加をしたプロジェクトを応援してくれるメンバーの好みの傾向をアンケートで回答してもらい、その結果を参考に、丸一酒造の神谷杜氏と、日本酒コンシェルジュの廣瀬容平さんが中心となって酒質の設計を行いました。

設計試飲会の様子

今回作る日本酒は4種類。それぞれに違った味わいの日本酒が出来上がります。

 

薫酒 (純米大吟醸)

薫りの重なりや変化を味わう楽しさを持つ日本酒。

まず洋梨、メロン、青リンゴの様な立ち香から、口に運ぶとふくよかなフレッシュジューシーな味わいを楽しめます。

 

完全発酵(純米吟醸)

爽快かつドライ!完全発酵を楽しむ日本酒。

フレッシュさと軽やかさをあわせ持ち、かつ日本酒の良さも残しています。清涼感があり味わいが心地よく走り抜けます。

 

ワイン酵母(純米吟醸)

日本酒であると言われなければ日本酒と分からない、新たな日本酒の世界。

五感を楽しむ日本酒。味わいの結晶が口の中で弾けるような鮮烈な味わいです。果実味、柑橘系、樽香、スパイスなど次々と変化する味わいをお楽しみ下さい。

 

冷温change tast(純米吟醸)

温度で大きく味わいが変化し、多種多様な表情を見せてくれる日本酒。

キリッと冷やして、常温で、温めて…、温度による味わいの変化をお楽しみください。

 

※4種類の味わいやこのお酒に合う料理、おいしい飲み方について、4月6日(木)のSTORYで詳細をお伝えします!

 

2月26日(日)に行った酒蔵見学会では、すでにしぼりあがっていた、薫酒、完全発酵の2種類を試飲することができました。

酒質設計をした神谷杜氏、廣瀬さんも大満足の出来上がりだったようで上機嫌に。スタッフも「こんなにおいしいお酒は初めて!」と、満面の笑みでした。

 

名称やラベルにもこだわりを

お酒の名称も、今までにないものを…と、プロジェクトメンバーや応援メンバーから名称案を募り、数ある候補の中から「知多ぶる/CHITA ble」に決まりました。

知多 + サステナブル(持続可能)=「知多ぶる/CHITA ble」

じぶん酒づくりを通して知多(農家・作り手)を盛り上げ、愛知の醸造文化の持続可能な発展に寄与するお酒を意味しています。

名称が決まると、今度は日本酒の顔であるラベル作り。4種類それぞれの味やイメージ、こだわりなどをデザイナーさんに伝えて作ってもらいました。

出来上がったラベル案を机の上に所狭しと並べたり、瓶に貼ってみたりと頭を悩ませ、何度もデザイナーさんに修正を依頼。最終的に、4種類のラベルが出来上がりました。

 

 

「知多ぶる/CHITA ble」を味わうには

4月1日(土)に発売する「知多ぶる/CHITA ble」、初年度の今年は4種類各250本という本数限定生産です。

「知多ぶる/CHITA ble」を扱う中日メディアブレーン酒店は、オンラインショップが中心のため、予約、注文はインターネットからできます。

また、3月19日(日)つばめ自動車(名古屋市中区栄1-21-17)で行われる「#つばフェス」のマルシェ「なごエコ」ブースにて、薫酒、完全発酵、ワイン酵母の3種類だけ先行発売(無濾過生原酒!)を予定しています。

その他、4月17日(月)に会席料理と「知多ぶる/CHITA ble」の4種類の味を飲み比べてお食事と共に楽しめる完成披露会も予定しています。当日、会場での購入もできますので、ぜひ参加してみてください。

 

「知多ぶる/CHITA ble」を造って、吞んで、知多を訪れて交流し、一緒に知多の元気を応援しましょう!

 

 


▼中日メディアブレーン酒店
TEL/052-232-3500
E-mail/sake-info@media-brain.co.jp
WEBサイト/https://media-brain.co.jp/jibunshu/

 

▼「知多ぶる/CHITA ble」予約・注文フォーム
https://business.form-mailer.jp/lp/4ae10c23189000

▼「知多ぶる/CHITA ble お披露目会」お申込みフォーム
https://business.form-mailer.jp/lp/7c07613c193505

▼Facebookグループ「じぶん酒de知多up応援団」
https://www.facebook.com/groups/jibunshuouen

 

 


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