岐阜県多治見市に昨日(!)オープンしたばかりの新感覚の体験型レストラン。プロジェクションマッピングを使った空間演出、多治見の陶磁器やタイルをテーブルウェアに取り入れたオシャレ空間が広がります。家族でのお出かけ、デートにもピッタリですよ。
|「多治見のにぎわい」のために
多治見市と聞いて思い浮かべるのは「陶器のまち」、「タイルのまち」。春・秋に開催される陶器の各イベント、昨年オープンした「モザイクタイルミュージアム」には名古屋を始め東海、全国から多くの人が訪れます。
そんな多治見に今回新しくできたのが、TREE by NAKED tajimi(ツリーバイネイキッドタジミ)。同市は昨年、JR多治見駅北側に「多治見らしいにぎわい創出の拠点づくりをしよう」と事業を募集。採用されたのが、若い人たちに人気のプロジェクションマッピングを取り入れたエンターテインメントレストランのプロジェクトでした。
提案したのは、市内の建設会社5社の若手社員からなる有限責任事業組合「キメラ」。東京駅丸の内のプロジェクションマッピングなどで知られるクリエイティブカンパニー「NAKED」(ネイキッド)とのコラボで実現した体験型レストラン。自然をテーマにしたプロジェクションマッピングを体験しながら、地元の恵みを活用したフードやスイーツを楽しめるレストランを展開します。
レストランのオープンに先駆けて今年4月からはSWEETS by NAKEDをイベントとして開催、のべ4万人が来場しました。「プロジェクションマッピングという最新デジタルアートが多治見にやってくるとあって注目を集めました。その勢いを引き継ぎ、TREE by NAKED tajimiでも、食×アートが創り出す特別空間での新体験を提案。若い世代目線でのにぎわいを創出、発信していきたいですね」とキメラ広報の白川さん。
|子どもが楽しめるアートがいっぱい
レストラン一番の注目は、最新デジタル技術を取り入れたプロジェクションマッピングとセンシング。自然をイメージして、店内のパーテーションは木をモチーフにデザイン。店奥にはモザイクタイルで形作られたシンボルツリーがあり、その周辺をカラフルなデジタルアートが彩ります。四季に合わせて様変わりするので、食事中に“1年”を体感できちゃいます。
シンボルツリーの横には、「Drawing Forest」と「Seasonal Lake」という2つのコーナー。Drawing Forestは手が触れるとその部分だけ色が変化、投影された木のアートから新芽が生えてくるという仕掛け。→動画を今回撮影してきたのでチェックしてください!
Seasonal Lakeは、歩いた場所に水の波紋が浮かび上がるというデジタルアート。コーナーのすぐそばまで座席があるので、お子さんはデジタルアートで遊んで、パパママはそれを見守りながら食事をするという楽しみ方も!
このレストランのテーマは「LIFEにクリエイティビティを」。NAKEDでは東京・代々木で展開する店舗では、食事のサーブのタイミングに合わせて次々とデジタルアートが繰り出されるという「今までにない新感覚」の食の体験ができるレストランも運営。新しいライフスタイルを提案する場所、になるわけですね。
|モザイクタイルのテーブル、東濃の陶磁器
食事は岐阜県の食材を中心としたグリル料理。 岐阜・西濃地方で生産される奥美濃古地鷄、東濃地方で生産される恵那鷄、瑞浪ボーノポーク、飛騨地方で生産される飛騨牛などを使用したプレートや一品料理がそろいます。プレートは土岐市の金秋酒井製陶所が手掛けたオリジナルです。
また、テーブルの一部はモザイクタイルで装飾され、木々を彩る葉っぱをイメージしたモザイクタイルも。多治見市のタイルメーカー日東製陶所が製作しています。
変幻自在のプロジェクションマッピングだからこそ、映像プログラムが変わればまた新しい楽しみや発見も。未来のレストランは、こんなプロジェクションマッピングのような楽しみのある施設も増えるかもしれませんね。最近はお出かけがマンネリ化…という方、この最新アート×食を体感しに、多治見へ出かけてみてはいかが?
▼TREE by NAKED tajimi
岐阜県多治見市音羽町1-70-4
(JR多治見駅北口徒歩30秒)
0572-56-0160
ランチ&カフェ 11:00~17:00(16:30LO)、ディナー 17:30~22:00(21:30LO)
・席数 121席(一部有料VIPルームあり)
・車での来店時は近隣の有料駐車場を利用
・予算 ランチは1,000~2,000円、アペタイザー(前菜)、サラダ、ライス、メイン料理付き。カフェはパンケーキ(950円)など。
http://tajimi.treebynaked.jp/