今週のトピック!
❶特別展「模様を着る」開催 10月10日(土) ~ 12月6日(日)
TOPIC❶
特別展「模様を着る」
10月10日(土) ~ 12月6日(日)
名古屋市博物館
衣服や布を彩る模様。模様は伝統を大切に受け継ぎながら、時の流行に刺激され、新しいものが生み出されてきました。百貨店の松坂屋も昭和のはじめに、国内外問わずさまざまな地域・時代の衣装や布地を、小さなハギレにいたるまで集め、新しい呉服デザインを模索してきました。形成されたコレクションは模様の豊かさ・多様さとともに、模様が作られ変化していく様子を伝えてくれます。
本展覧会では、コレクションにみられる模様を通して意味を探りながら、そこから表われる人々の暮らしや想いにも迫ります。見て楽しく、あなたの創造意欲も刺激するテキスタイルデザイン集です。自分だけのとっておきを探す模様の旅に出かけましょう。
■見どころは
近江八景模様小袖 館蔵(松坂屋コレクション)
垣に萩模様小袖裂(部分) 館蔵(松坂屋コレクション)
熨斗模様小袖裂 館蔵(松坂屋コレクション)
松坂屋コレクションは、もともと新商品を開発するための企業秘密。社外秘扱いされてきたデザインソースを目にできる貴重な機会です。
小袖などの着物は、実際に着用されたりする中で、もとの完全な形を失ってしまうことも多くあります。しかし、小さなハギレにも色とりどりの美しい模様が姿を留めており、私たちの目を楽しませてくれます。
デザインのために集められた松坂屋コレクションは、ファッションにとどまらず、さまざまな創作活動のデザインソースとして最適です。今回の展覧会は見て楽しいだけでなく、あなたの創作意欲も刺激することでしょう。
着物はもちろんのこと、洋服やポーチ、パッケージやペットボトルなど、今でもわたしたちの身のまわりはさまざまな模様であふれています。展覧会を見終わったあと、愛され続ける模様を再発見するのも楽しみのひとつです。
※本展の展示作品は一部、写真撮影OK です。
■模様を読み解く
熨斗模様小袖裂 館蔵(松坂屋コレクション)
菊に八橋模様小袖(部分) 館蔵(松坂屋コレクション)
紅葉に鳥兜模様袱紗 館蔵(松坂屋コレクション)
菖蒲革模様着物(部分) 館蔵(松坂屋コレクション)
模様を読み解く本展の視点は8つあります。
1.流行
着こなしなどの流行に合わせた模様の変遷をたどります。
2.技法
美しい模様を生み出す驚きの職人技を紹介します。
3.自然
樹木や草花の模様から、人々と自然との関わりを見つめます。
4.吉祥
松竹梅や鶴亀などのおめでたい模様の数々を、その由来を紐解きながら見ていきます。
5.物語
模様としてレイアウトされた持ち物や場面、情景などの間接的な表現から、そこに隠された源氏物語や伊勢物語、和歌などのストーリーを読み解きます。
6.変化
本来の素材や用途を超えて、模様が自由に生まれ変わっていく様子を紹介します。
7.世界
インドの更紗、南米のインカ裂、カシミール地方のショール。世界をまたにかけた模様の旅をたどります。
8.現在
江戸時代からの伝統を今に受け継ぐ人々の技と創意を紹介します。
▼特別展「模様を着る」
会期/10月10日(土)~12月6日(日)
休館日/月曜日(祝日は開館)と第4火曜日
開館時間/9:30~17:00(入場は16:30まで)
会場/名古屋市博物館(瑞穂区瑞穂通1-27-1)
観覧料/一般1,300 円、高大生900 円、小中生500 円
※高大生・中学生は学生証などの提示が必要。
※着物でご来場の方は当日料金より100 円割引。
▼詳しくはこちら
「模様を着る」のウェブサイト
http://www.museum.city.nagoya.jp/exhibition/special/past/tenji201010.html
Facebook
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>>>https://nats.nagoya/?p=3584
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