“サステナブルで快適な暮らし”をテーマに、人と環境の関わりについて考え、行動するきっかけを提供するNagoya Eco Club、通称なごエコ。毎月SDGsを考えるきっかけになるイベントが企画されています。
今回は、ロスになってしまう花を使ったドライフラワーを作るワークショップイベントが開催されました。
ロスになってしまう花でつくるドライフラワーのオーナメント
9月に開催をして大好評だったロスフラワーのドライフラワーアレンジイベント第2弾。「ロスになってしまう花でつくるドライフラワーのボールオーナメント」が12月4日(土)に開催されました。
講師は前回に引き続き、豊川市のドライフラワー専門店merry_go_roundの堀祐次郎さんです。
|廃棄される生花から作ったドライフラワーでクリスマスのアレンジ
色とりどりのドライフラワーから好みの花を選ぶ
講師の堀さんは、10~20代で近親者を亡くし、生きたい命を永らえさせたいと切に願うようになりました。「モノの命を永く、そして美しく」をテーマに、規格外などで廃棄されるはずの生花を使ったドライフラワーの事業を行っています。
花弁を切り取り、ガラスボールの中に入れていきます(左)、完成したオーナメントはクリスマスツリーに下げたり、壁に飾ったり、いろいろな飾り方が可能(右)
用意されたのは、スターチス、カスミソウ、千日紅、南天、紫式部、シダ、フェニックスなど色とりどりのドライフラワー。
花材はたくさんありますが、まずは配色を考えます。基本は2色、多くとも3色以内にするとまとまりがでます。
次に、花の花弁を取り、オーナメントに入れていきます。ガラスボールの1~2センチの口から入れるので、花が壊れるのではと躊躇する人も。ピンセットなどで、ぎゅっと押し込んで中に入れていきます。
ガラスボールの中に入れたドライフラワーはピンセットなどで整えます
自分の好きなドライフラワーや葉などの植物を選び、大小のガラスボールにアレンジしました。
最後に、リボンや麻ひもを通して、ツリーや壁などにつるせるようにしたら、クリスマスにぴったりのドライフラワーボールオーナメントの完成です。
花を選んだり、配色を考えたりする参加者の表情は柔らかで、花に癒されながらロスフラワーについて考える時間になりました。
|生花からドライフラワーの作り方
ドライフラワーの作り方はいろいろありますが、生花からドライフラワーを作る4つの方法についても教えてもらいました。
それぞれ長所・短所があって、花によっては向き不向きがあることも。自分がドライフラワーにしたい花によって作り方を選ぶと良いでしょう。
★ドライフラワーを作る4つの方法
作り方 | メリット | デメリット | |
---|---|---|---|
ハンギング法 | 逆さまにして吊るす | 自然で綺麗な形になりやすい | 湿度に左右される、色がくすみやすい、時間がかかる |
シリカゲル法 | 乾燥材(シリカゲル)を使って乾燥 | 綺麗な色が残りやすい | 費用がかかる、押しつぶされた形になる |
ドライインウォーター法 | 花を挿してある花瓶の水を少量にして徐々に乾燥 | 鑑賞しながらドライにできる | 時間がかかる 首が垂れ下がった形になりやすい |
グリセリン法 | 花にグリセリンを吸わせて水分を抜く | 綺麗な色や形が残りやすい、水分量が多めな花でもドライフラワーにできる | 費用がかかる、道具の用意など手間がかかる |
ドライフラワーを上手に作るための3条件
- 風通しが良い
- 直射日光が当たらない
- 湿度が高くない(40%以下)
|参加者の声
今回も花が好きな40代から80代の女性9人が参加しました。
「花は好きだけどロスフラワーは初めて知った」「ロスフラワーで幸せな気持ちになるオーナメントを作ることができた」など、みなさん楽しそうにボールオーナメントを制作していました。
廃棄される花を有効に使うことで、ロスを減らして楽しむ。環境にやさしく楽しいイベントになりました!
今回のSDGs 17の目標はこれ! →
▼協力
Shop merry_go_round
拠点/愛知県豊川市(全国各地でイベント、アート活動を行っていますのでお問い合わせください)
公式HP:https://hurey.amebaownd.com/
▼主催
Nagoya Eco Club(ナゴヤエコクラブ/通称:なごエコ)
https://nagoeco.jp/
★Nagoya Eco Clubでは、ただいま会員を募集しております。
会員の皆さまへは、ナゴヤNAT’sや環境情報紙『Risa』よりも早く「なごエコイベント」の開催情報をお知らせしております。
よろしければぜひご登録ください。
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https://nagoeco.jp/?page_id=817
※Nagoya Eco ClubはナゴヤNAT’sを運営・編集している中日メディアブレーンが運営をしている、東海地方に暮らすSDGsに関心の高い人や企業・団体に向けたクラブです。
※毎月ワークショップや学べる講座など、SDGsを考えるきっかけになるイベントを開催しています。ぜひ、会員登録をお願いします。
★なごエコとは
“サステナブル(=持続可能)で快適な暮らし”をテーマに、人と環境の関わりについて考え、行動するきっかけを提供してくれるNagoya Eco Club(ナゴヤエコクラブ/通称:なごエコ)。
SDGsに関心の高い企業・団体との交流促進、会員同士の交流など、サステナブルな生活・社会の実現を目指すことを目的に2020年9月にスタートした子供からシニアまで誰もが参加できる会員制クラブです。
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