スキマ時間にセルフケア~龍村式 指ヨガ

呼吸に合わせて手指を刺激する健康法。仕事の合間に、電車の中で、お風呂に入りながら、いつでもどこでもできる簡単なヨガです。考案した龍村修先生に「夏冷え」対策用の指ヨガを教わります。



手は全身の縮図

「龍村式 指ヨガ」は、呼吸に合わせて手のひらや甲、指をもみほぐしたり、刺激したりする健康法。「手のマッサージ?」と思う人もいるでしょうが、呼吸に合わせて行うところが特徴です。

ヨガそのものは古代インドの修行法で、体の気のめぐりを改善し、その機能を維持すると健康が保たれると考えられています。また、ヨガや中医学では、手と全身の関係が具体的に示されています。

両手両足をついた人体を背面から見た形が「手の甲」、手のひら側は腹側から見た形(番号がリンク)

「手のマッサージから気づきを得て、手軽に行える指ヨガとして発展させ体系立てました。冬になれば指先がかじかむ、力を入れるときは手を握りこぶしにする。そんな経験は誰しもありますよね。体がどういう状態かは手指をみれば分かる。『部分即全体』という考えですね。龍村式指ヨガでは、東洋医学に韓国の鍼灸療法『高麗手指鍼』(こうらいしゅししん)の考えを取り入れ、刺激のつぼを分かりやすく体系立てています」とヨガ歴40年超えの龍村修先生。

 

■「龍村式 指ヨガ」手指と全身の相応図
※臓器、骨の位置や形状はおおよそのイメージ

 

■ヨガ、東洋医学における各指と全身の関係

 


夏の冷房冷え対策

ビルや施設内はエアコンがよく効いていて、冷えに悩む女性も多いのではないでしょうか? 冷房冷えを改善する指ヨガの方法を教わりました。

まずは両方の手のひらを合わせてしっかりこする。これだけで全身の血行のめぐりが改善されます。その他に・・・

 

 

1.手首を反らす

親指以外の4本を反対側の手でつかみ、ゆっくり息を吐きながらそらす。長時間パソコンで作業をする仕事が多い人やスマートフォンが手放せないという人にもお勧めです。

 

2.指と指の間をこする指をのばして両手を合わせ、指先から付け根までを何度かこすります。動かし始める前に息を吸い、こする時に息を吐きながらやってみましょう。

 

3.手を温め、冷ますを繰り返す

ぬるめよりも少し熱いくらいのお湯と水を入れた洗面器を用意します。「お湯に手首まで入れて手が赤みを帯びたら水へ、を何度か繰り返しましょう。入浴を兼ねて行うのもいいですよ」

「目安は体が温まってきたかな~と感じるまで。人それぞれなので、何回ということはありません。意識してほしいのは、中指は頭や背骨、親指が左足というように全身とつながっていることをイメージすること。スキマ時間にぜひ取り入れてみてくださいね」(龍村さん)

お湯を使う方法以外はどこでも、今すぐにでもできる対策。この本文を読み終えた人も、一度スマホを置いて「指ヨガ」をやってみましょう。


●取材協力/一般社団法人手のひらセルフケア協会

名古屋市昭和区花見通1-96
052-763-2757

http://terucare.com/

2017年6月発売!

書籍「龍村式指ヨガ 脳と体のセルフケア」(日貿出版社、1,400円)
http://www.nichibou.co.jp

※この記事は上記書籍および「いつでもどこでも手軽に出来る!龍村式 指ヨガ健康法」(日貿出版社、1,296円税込み)を参考にしています。


 

書籍「いつでもどこでも手軽に出来る!龍村式 指ヨガ健康法」をプレゼント♪

プレゼント応募・詳しくはこちら>>>