ベジ&玄米で体をリセット!

蒸し暑い日が続くと、露出の多い服装になりがち。気になる体の「お肉」を少しでも減らしたい、と願う人も多いのでは。夏に備えて、油分・糖質多めの食事を一旦やめて、食物繊維たっぷりの低カロリー食にしてみませんか? お弁当を通じて食や健康の提案をする、中区丸の内の「Vegefirst(べジファースト)」を取材しました。

 

食べ応えある“OBENTO”

彩り豊かなベジファーストのOBENTO(850円)。
この日の献立は、

  • レタスの薄揚げ巻きフライ
  • キャベツ酵素(紫キャベツ)
  • ゴボウのバルサミコ酢炒め黒コショウ
  • ズッキーニと三つ葉のサラダ
  • ニンジンとパプリカのナムル
  • 酵素玄米+zen rice

肉や魚は使わず、食物繊維やビタミン、ミネラルたっぷり野菜中心の内容で、総カロリーは500kcal以下。“ヘルシーなご飯は物足りなさがある”と勘違いされがちですが、ベジファーストのこのOBENTOは、男性でもお腹がいっぱいになるという声が多いそうです。

「丸の内に店があり、男性のリピーターは結構います。弁当の食材はどれも歯ごたえがあり、よく噛んで食べてもらわないといけない。水分もしっかりと摂ってもらうようお勧めしています。満腹になるうえ、翌日は快便が期待できるはず。1カ月このお弁当を食べ続けていただいた常連さんで、体重が4キロ軽くなったと話した人もいましたよ」。こう話してくれたのは、お弁当のメニューを考えている、べジファーストのえがわひろこさん。食のスペシャリストです。

 

自分の体験を生かして…

えがわさんが「べジファースト」を丸の内で始めたのは2015年。それまでの約20年、さまざまな食や健康の勉強をして、食育に携わってきたからこそたどり着いた答えがお弁当屋でした。

「若い頃に20キロも太ってしまったことがあって、これはダメだと思って食事を見直し勉強を始めたのが最初。結婚したばかりの夫は80キロ近く体重があり、若いのに生活習慣病や痛風が…。まずは自分たちの体を変えなくてはと、自宅で【ま・ご・わ・や・さ・し・い】の料理を実践し始めました」

 

マクロビオティックが習える正食協会の教室に通い、資格を取得、料理教室を始めます。その後、Seed Bloomという会社を立ち上げ、「パーソナルフードコーチング」という新スタイルの食育教室を企画。遺伝子検査(専門の会社に委託)と料理教室、カウンセリングをセットで受講者に提供しています。

「料理教室やスクールは、食や健康への関心の高い人が来てくださるが、“関心が低い人”にこそ”知ってほしい、食べてほしいというのが本音。お弁当なら手軽だし、手が届きやすいと思ってもらえるのではと考えました。野菜の料理は、火を通しすぎてしまうとベタっと、調味料が変わるだけでバリエーションが少ない、悩まれている人も多いと思います。弁当を通じて料理の工夫の仕方も知っていただきたいと願っています。私も主人も食事による体質改善でスリム、肌質もよくなりました(笑)」

 

ポイントは「酵素玄米ごはん」

OBENTOの中でも主役級なのが、オリジナルごはん「酵素玄米」。玄米と小豆、黒米(古代米)、こんにゃく米がブレンドされています。

酵素玄米と普通の玄米の違い、分かりますか? 酵素玄米は、炊いた後、3日間程保温(70~75℃程度)状態で寝かせたご飯。特殊な玄米を使っているわけではありません。

なぜ「酵素」なのか。「寝かすことによって、玄米の糖分に含まれる酵素が活性化。これによって玄米は消化吸収しやすくなります。栄養成分は変わりません。むくみ防止のために小豆、食物繊維を取れるようこんにゃく米も入れています」

調理は、炊飯器で炊いて、3日間そのまま【保温】に。白米を保温で放置しておくと茶色に変色しますが、酵素玄米は色が全体的にやや濃くなりますが、白米ほどの変化はありません。

家庭で実践することはできますが、炊飯器の保温の温度(目安70~75℃)を確かめた上でお願いします。最近は酵素玄米専用の炊飯器なども売られています。

まずは、手軽なお弁当として、べジファーストのOBENTOを食べて、実感してみては。

 


▼取材協力/べジファースト

弁当は2種類。Sサイズ650円、Lサイズ850円。3つ以上まとめて注文する場合は、丸の内~栄、伏見周辺(詳細は要確認)であれば無料で配達あり。配達希望日の10:00までに要予約。丸の内のショップに弁当を買いに行くことも可。

 

住所: 名古屋市中区丸の内3-1-34 2階
https://vegefirst-obento.com/

■パーソナルフードコーチングの概要
http://seed-bloom.com/