GWにマルシェ開催!岐阜県上石津町

「手仕事」や「地域の恵み」にこだわったマルシェを5月3日(水・祝)に開催する岐阜県上石津町へ出かけて見ませんか?ガイドブックにも掲載されることが少ない穴場!大きな公園で行われるので、大人も子どもも1日楽しめますよ


 

心が和む光景が広がる場所

名古屋市内からは名神高速道関ヶ原ICを経由して約1時間。岐阜県の西部、滋賀県と三重県との県境にある大垣市上石津町には風光明媚な里山の風景が今も残っています。春にはこんなすてきなレンゲ畑を見ることもできます。

※4月24日に撮影。5月のGWには見ごろを過ぎているかもしれません。

 

大垣の観光スポットといえば「大垣城」を思いつく方も多いでしょうが、この上石津町には紅葉の名所として知られる多良峡があります。今の季節は新緑が美しい、絶景の撮影スポット。森林公園が整備され、吊り橋も実際渡ることができます。

周囲にはたくさんのもみじが植樹されていますが、元々は「多良峡を日本一のもみじの名所にしたいと、旗本西高木家陣屋跡に落ちているもみじを種から育てていた一人のおじいちゃんが始めた事業で、今は地域の人に引き継がれているのですよ」と、教えてくれたのは、かみいしづ里山マルシェを主催する上石津在住のフリーライター松島頼子さん。

 

 

マルシェは農村と都市の交流の場

上石津町は大垣市に合併されて早10年経ちますが、少子高齢化の影響や転出の増加などで人口は減少。「空き家も増加し、里山の風景は変わらないものの、町の活力は年々衰退。そんな現状を少しでも改善して、長く人が住み続けることができるような故郷をつくりたいとマルシェを企画。農山村と都市との交流の場になるよう、近隣の市町村だけでなく市外へも出店を呼びかけました」(松島さん)

 

松島さん自身は「手づくり」や「こだわりのあるもの」を追い求めていろいろなハンドメイド市へ。「初めて手づくりというものに手を染めたのは、20年近く前。トールペイントを習い始めたことでした。あまりにも材料代がかかるので、自分で糸ノコを買って廃材を切って色を塗ったのがきっかけでした」

マルシェ全体の運営に携わりながら、自身もマルシェに出店。「手作りはこしらえている時間が楽しいです。マルシェが長年住み続けてきたこの町の良さを、訪れた方に知っていただくきっかけになればと思います」(松島さん)

 

 

アクセサリー、地元食材、コスメまで

マルシェは全体で35のショップが集います。ハンドメイド系の服飾雑貨が約20店、飲食系は8店。野菜やハーブの販売、ミュージシャンによるストリートライブも予定されています。

■J-pink

フリルがついた優しい色使いのコサージュや引きそろえ糸などを販売。

 

■Happydays

シンプルで使いやすいイヤリングやピアス、リボンなど。丁寧でセンスある手仕事ぶりが好評。

 

■Kabo Bagle

中川区に工房を構える移動販売・予約販売が中心のベーグル専門店。ベーグルサンドも発売。

 

 

■春日乃売茶翁(かすがのばいさおう)

お茶の木に咲いた花には茶の実(写真)がつきます。その実から抽出した「茶の実オイル」を販売するshop。

産地はお茶どことして知られる岐阜県揖斐川町。敏感肌の方でも利用できる低刺激なオイルなんだとか。

 

この他、会場となる「大垣市かみいしづ緑の村公園」にはたくさんのアスレチックがあるうえ、マルシェ開催日にはアマゴのつかみ大会や、BMXプロライダー高木聖雄さんによるショーも行われます。晴れることを期待して、GWのお出かけ先としてぜひご検討ください。

 


■取材・写真協力/かみいしづ里山マルシェ

〈マルシェ開催概要〉

日時/5月3日(水・祝)10:00~15:00

会場/大垣市かみいしづ緑の村公園 芝生広場

大垣市上石津町上多良前ケ瀬入会1-1

小雨決行、雨天中止

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〈多良峡森林公園〉

大垣市上石津町下多良871-1

http://www.city.ogaki.lg.jp/0000012678.html